行き先 ⇒ タイ 楽しかったタイ旅行も、これでおしまい。 こちらは、空港や飛行機の写真になります。 日本の空港は……国内線はしらないが……、 飛行機を間近で見ることなんてないと思います。 タイ、カンボジア、ベトナムはちがいますね。 あんまり長居すると、タイの場合は 黒いスーツ(←なんで黒スーツ?(笑))のジェントルマンが 『はよ乗れ』と、無線をつけながら睨み一発(笑) タイが各ムアン(国の意)の小国がならんでいたことを 前述しました。 さて。 漢民族からのがれたタイの祖先たちは、南や西に散っていきました。 現在のミャンマーやカンボジアやベトナムの方々も、 おなじ祖先をもつと考えられております。 そこへ水田・稲作をおこなっていたと考えられております。 やがてムーバーン(村の意)をつくり、 国王と同等の権力をもつ者があらわれ、 弱小国家を併合してゆき、ムアン(国)となりました。 『ムアン・タイ』と、タイ人は言います。 正式には、『ムアン・シャム』なのでしょうが、 『タイ』が定着しているので、 こちらで呼ぶほうがいいでしょう。 タイで最初に『国』をつくったのは、 ドゥヴァーラヴァティーです。 7世紀〜11世紀にかけて栄えました。 プラパトムチェーディー仏塔が残っており、 この土地で発見された銀貨には、この仏塔がきざまれていました。 シュリーヴィジャヤという国の美術様式は、 現在でも伝えられております。 こちらも7世紀に興った貿易国家で、 マレー半島からマラッカ海峡に影響をおよぼしておりました。 おもな取引先はペルシア、アラブ、中国です。 戦国時代は、『曼陀羅(マンダラ)型国家』でした。 文字どおり、『仏や菩薩たちが同心円型に置かれた』国家です。 強国スコータイは、あくまで各ムアン(国の意)の長、 『チャオ・ムアン(領主の意)』たちと交渉力をもっていただけで、 中央から周辺への権力の影響は小さかったといわれております。 つまり、スコータイに忠誠をちかう者は少なかったということです。 すこし、中国に似ていますね。 『貢物をするから、おれの国を守ってくれ。 だけど、おれの国と権力はわたさない』 というタイプです。 このスコータイ国王のラームカムヘーン王が みずからを『ポークン(父君の意)』と名乗り、 仏教を国教にしました。 やがて時代はアユタヤをむかえ、栄華をきわめます。 ちなみに、タイの英雄ナレースアン王が、 かの有名な『ムエタイ』の創始者だといわれております。 ラームカムヘーン、ナレースアン、チュラロンコーンが タイの3大王だといわれております。 対となるタイの4大女傑もおりまして、 シースリヨータイ、 テープクラッサトリーとシースントーン姉妹、 スラナリーです。 タイには、日本人も活躍しておりました。 『山田長政』です。 1612年、インドの船でタイに到着。 はじめは蘇木や鹿皮で商業をいとなみ、 それなりに繁昌していたようです。 クロム・アーサー・イープン(日本義勇兵)の隊長でした。 オークヤー・セーナーピムックという名をあたえられるほど 彼や彼の部隊の強さは評価されており、 国王から絶大な信頼をうけておりました。 のちに、かれは政権あらそいに巻き込まれ、殺されました。 やがてペートラーチャー王(在位1688〜1703年)の 時代になると、 アユタヤは滅亡しました。 そのあとに、ミャンマーの2度めの侵略・支配されます。 タクシンがタイを救いますが、クーデターのために失脚。 その腹心が王となり、『ラーマ1世』を名乗ります。 現国王はラーマ9世ですから、 この王朝がずっと続いていることになります。 やがて世界大戦が勃発して 日本軍ともいざこざがありましたが、 『世渡り上手』なタイですから、すべて乗りきりました。 社会格差やクーデターの火種など 多くの社会問題や政治問題をかかえながらも、 現在にいたっております。 ザッと、歴史をおさらいしました。 では、いざ、空港へ! 空港は、いうまでもないですが整備されております。 免税店がところ狭しと並んでおり、 だいたいの通貨がつかえます。 ドルか円があればじゅうぶんです。 買いのがしたお土産などが買えますし、 あまったバーツを日本円に換金することができます。 自分は、ここで象さんのグッズを買いました。 いやあ、ここまで象が好きになれるとはのぅ(笑) これは空港に入ったあとにあります。 中心は……シヴァ? だとしたらこのヘビはナーガ? あれ? タイって仏教では……。 タイは、バスで飛行機の近くに移動。 ↓は、飛行機の写真。 間近で見る飛行機は、カッコイイのである。 この黄緑のジャケの背後に、 黒スーツのジェントルマンがおります。 怖いから、にらまないでくれ。 ええやんか、ちょっと写真撮影してるだけだろー。 真正面の飛行機のアップを撮影したかったけど、 注意されたから後ろのやつを撮影。 ↑ この写真はお気に入り。 もうすこし撮影したかったが、注意されるからのぅ。 あ。前をあるいている中国人のおねぇさん、 カメラ落としたぞー。 『アリガトウ』って、カタコトで言ってくれた。 あれ、なんで自分が日本人やってわかったん? エメラルド仏の入場のとき、 中国語の案内書をわたされてヘコんだのに(笑) ああ、『落としましたよ』って日本語で言ったからかな? おまけです。 日本 ⇔ タイですと、ゲームがいくつかあります。 テトリスやら、パックマンやら……。 水道管のミニゲームの意味がわからず、 (ほかはクリアした) 未クリアのまま、空港をあとにしましたとさ(笑) ほんとうに、すばらしい数日でした。 こんなに楽しい思いをしたのはひさしぶりで、 やっぱり『たまに』行く海外はええなぁ、と思いました。 すこしは善行もできたように思えますしね。 おすすめは、3日〜4日ほど滞在すること。 1日めは、時間があれば散策。 メークロンには行くべきだよ。 なければ翌日にそなえて寝る(笑) 2日めは、エメラルド仏を見る。あまった時間で買い物をする。 体力に自信があるなら、他所観光。 3日めは、前日いかなかったところを観光。 アユタヤ遺跡や動物園(サファリパーク)がおすすめ。 移動は、公共交通機関がおすすめ。 わからなければ、日本語ができる人がホテルにいますから、 たずねると良いでしょう。 日本語スタッフがいない場合は、英語スキルがほしいです。 もしくはフランス語ね。 バスは遅れるのでおすすめできないです。 っていうか、あの混雑道路なので 時間どおりに来ることが、まずないです。 (だから、タイの人は早めに出勤・学校に行き、 その場で朝食をとることが多いそうです) バイク・タクシーやトゥクトゥク(3輪車みたいなやつ)、 正規料金以外のタクシーは交渉ですから、 ある程度の会話ができないときびしいです。 『いや、お前90バーツやゆーたやろ?』 とか、強気で会話ができないと、足元みられますよ。 関西はそういうのは慣れっこなんですけど(笑) 公共交通機関がない場所への移動は、 正規料金のタクシーがおすすめです。 でないと、とんでもないところに連れて行かれて 法外な料金をとられる場合があるからです。 『ナンバー控えて警察よぶからね』 ぐらいの勢いがほしいところです。 生水が危険なので、氷や生野菜に気をつけ、 屋台のものを口にしなければ タイで安全な旅行をたのしめると思います。 単独・個人で渡航しても、 日本のツアー客が多いので、 困ったことがあれば周囲を見わたして 声をかけてみるといいと思います。 楽しかった!
もどってみるんですよ。 |