旅行期間 ⇒ 2012・06/26〜06/30

行き先 ⇒ タイ


じつは、タイもかつては反日だったことをご存じでしょうか。
1937年10月14日に、事件がおきました。
反日をかかげながらタノーム政権を批判……、
すなわち、反日をとおして政権を批判していたのですな。
どこかで聞いたようなお話でびっくりしました。
近代にはいって、タイはあまり軍を繰り出していなかったようです。
世渡り上手なタイですから、日本を批判・接近しつつ、
米・英国などを批判・接近したりしていたのです。
ゆえにうばわれた失地を回復し、現在にいたっております。
どじょう総理とはえらい違いですね。

中国とのかかわりも日本によく似ていまして、
在タイの中国がもうかると、タイではなく中国に利益がいくため、
かなり不満もあったようです。
タイと中国の関係はふかく、
タイ人は漢民族におわれて南下したひとびとの末裔だと
考えられています。
現在は日本をぬいて
中国人観光客が多数をしめているそうです。
ただ、やはり『中国・台湾・日本は区別がつかない』ので、
なかには台湾人がふくまれていると思います。
自分も間違えられたしな。

ベトナムやカンボジアとは国境をめぐって争っていますが、
現在は国際裁判の判決待ちなのだそうです。
タイの国民からすれば
『もう、どっちでもええやん』だ、そうです。
仲良くしましょう、という考えが強いのだとか。
利権がからむでしょうから
上層部の連中はそうはいかないのでしょう。

政治家と軍の仲がわるいのですが、
前者は汚職、後者は賄賂と、
どっちもどっちでタイ国民もうんざりしているようです。
タクシン氏は現在でも貧困層に人気で、
支持率は5:5で真っ二つにわかれているらしいです。
金持ちはタクシンをきらい、貧困層は支持していますから、
あとは中間層をいかに取り入れるか、にかかっているようです。
中間層にはなにも恩恵がないから、と言われました。
現在の首相は無能ではないですがお金に汚くて、
支持率は50〜60%ぐらいだそうです。

この日は、アユタヤ遺跡へ。
バンコクから高速で1時間半ぐらいかかりました。

ちなみに、タイの交通違反は罰金1000バーツと減点です。
スピードに関係なく1000バーツと減点のため、
日本ほど交通規則はきびしくないです。
汚職が蔓延していると、先ほど申しあげましたが……、
それは治安に影響しております。
たとえばスピード違反で捕まるとしましょう。
警官が300バーツだせば見逃してくれるとしますね。
そのお金は言うまでもなくその警察官のものになります。
もともと月給が安いのですが、なり手が多いのはそのためです。
競争率がはげしく、テストもかなりむずかしいのだとか。
路上でのタバコも厳罰で2万バーツですが、
例によって警察官に賄賂をおくれば、たいてい見逃してもらえます。

新幹線の導入を考えているようですが、
資金不足でまだ着工できない状態のようです。
あれば便利なのですがね。
道路があれだけ混雑するのなら、
新幹線で移動するほうが早いに決まっていますから。
それに、遠地にいって観光もたのしめましょうし。

社会福祉面では、貧困層は無料で医者に診てもらえます。
ガンなどの重い病気も国立病院で無料です。
ただ、タイの人はもともと身体が丈夫で、
日本でいう生活習慣病はあまりないのだとか。
重病者というのもすくないので、無料でもやっていけるとのことです。
お金持ちは、民間の良い病院に行くのだとか。
個室でネットやら電話やらTVやら、いろいろ設備がととのっているそうな。

年金は5年分を一気にもらえます。
掛け金によって額がちがうようです。
貧困層は小額しかかけられませんから、不満が残りますね。

学校は、法律で義務教育を課せられています。
貧困層は無料で学校にかよいます。
6・3・3で、日本とおなじです。
違反者は罰せられます。
識字率は非常に高いです。
読み書きができないのはおそらく1%以下だろう、と
ガイドさんが言ってました。

卒業証書は国王か王室の御手みずからもらえます。
ただ、時間がかかって仕方がないのだとか。
ラーマ9世も高齢ですから、現在は皇太子がやっているそうです。
各家庭に写真がかざってあったりですとか、
国王の離宮や王宮などを見学できたりするので、
そのために国民の国王への思いがあるのでしょう。
タイでは、国王は国の父と考えられております。

社会格差については国王も頭を悩ませているようです。
ただ、あまり下町のほうには行かないようです。
もし行くとしても、
役人たちが下町をきれいさせるのだとか。
現実をご覧にはならないのでしょうか……?

タイの洪水は、ひとり5千バーツの援助金がおりたそうです。
タイでは30分ぐらい雨がふったらすぐに止むことが多いので
みんな傘を持ちあるかないようですが、
あの洪水だけは異常で、かなりこたえたそうです。
『トイレがいちばんしんどかった』
と言っていました。
1ヶ月ほど冷たい水に浸かりながらインスタントですごし、
数万バーツで家を建て直したと言ってました。
浸水していたら困るので中古車が売れなくなり、
みんな新車をこぞって購入したそうです。
日本円にして1台あたり230万円ぐらい。

タイの賭博は
ムエタイ、宝くじ、競馬、だそうです。
宝くじは地方によって賞金の額がちがったり、
賞金ではなく新車だったりするので、おもしろいですよ。

さて、タイの旅もこの日で終わりです。
では、アユタヤにまいりましょう!





〜 3日め・その1 〜


ミャンマーに侵略された際、
アユタヤの仏像はことごとく破壊されました。
相手も仏教だったゆえに、
敵国の仏教をよわめて結束力をなくそうとしたのだそうです。
アユタヤにも洪水のあとがあり、建物の色がちがいます。
ご了承ください。



ホテルを撮影していませんでしたね。
これは、部屋から出たときのものです。

アユタヤに行くまえに、
ガイドさんが王の離宮を案内してくれました。





















ここでちょっと一休み。
20バーツで自分の顔の1.5倍ぐらいある
巨大なパンを買って、魚にエサやってた(笑)
おれも腹がへってきたので、ちょっとつまんだ。ウマかった。
カメちゃんよ、おまえ食うのも泳ぐのも遅い!
おまえに恵んでやるぜ……あっ! だから遅いってば!!
だー!! イラつく!!
登ってこい!(ムチャいうな(笑))

見知らぬ小鳥ちゃんよ、おまえにも恵んで……逃げんな(笑)







『ハロー』と言いながら写真をパシャリ。
ガイドさんがタイ語でたずねてくれました。
小6なのだそうです。
みんなで社会見学なのだそうです。



タイの人たちは小柄ですね。
これから格差が是正されてきたら、
かれらもおそらく成長がよろしくなるでしょうな。

君たちが大人になるころには、
良い時代になっているといいね。
そうなるよう、祈ってるよ。











ローマ式やスリランカ式やスイス式などの
いろんな建物がならんでいます。













この館で、
かつての王がスイスの女性と恋に落ちたそうです。
向かいには、恋愛作品で使えそうな小屋があります。
シェークスピアが似合いそうな、可愛らしい小屋ですよ。

おれの連れが冗談でそこでジョークを飛ばしやがったので、
紹介は自重するがな(笑)



見知らぬ鳥……の、お仲間。









きれいな芝生。
……あれ? もしかして、あれは動物の形か!?
個人的に好きな動物ランキング4位の象さんがいる!!
これは撮影せねばッ!



おっと、コレはネズミや。
ミッ●ーっぽいが、気にしない(笑)









これはコブラです。
ごめん、すこし撮影が近すぎた(汗)



ここでもタイ兵があちらこちらにいます。
やはり、銃弾は入ってないとのこと。
……もしかしたら、入っているのかもしれません。

近くには兵士の待機所があり、
大声をだせば、いつでもすぐに駆けつけてきます。





中国の皇帝のために、
タイ人が人びとを駆り出して作らせた宮殿です。
すべて中国から材料を取り寄せ、
中国のために建設したのだとか。









清王朝の時代です。
撮影は禁止されていますが、
なかにはラクダの骨でつくった龍の彫刻がありますよ。



これが、赤と黄色。
これは分裂するまえのものです。

ガイドさんが口ごもるというか、
ちょっと言いづらそうというか
はぐらかす感じがあったので
あとで調べてみたのですが……、
タクシン氏もあまり良くないですね。



離宮のそばのお店のマンゴー・ジュース。

最ッッッ高にうまい!

1杯80バーツ也。
近くにお立ちよりの際は、ぜひご賞味あれ!



このきれいなお姉さんが目印です。
おねぇ……さ……ん……?
喉……ぼと……け……???
えっ……ええええええええええええええ!!?
ムチャクチャきれいやないですか!
すげぇ、すげぇぇぇえええええ!!

都合により、こちらも分割します。
つぎは、アユタヤ遺跡です。

by ナマゴワクチン


もどってみるんですよ。