旅行期間 ⇒ 2011・05/24〜05/28

行き先 ⇒ カンボジア(ベトナム含む)


2日めは、
アンコール・トムとアンコール・ワットに向かいました。
ページの都合上、ここではアンコール・トムのみを
ご紹介したいとおもいます。
アンコール・ワットは、別のページでご紹介します。

アンコール期というのは、大まかに3つに分かれています。

@802年〜1431年ごろ プレ・アンコール期。
A1431年〜1863年ごろ ポスト・アンコール期。
B1863年〜1953ごろ フランス植民期。

上記が資料のもので、ガイドさんに教えてもらったものは、

@1世紀〜7世紀 プレ・アンコール期。
A8世紀〜15世紀 アンコール期。
B15世紀〜現在 後期アンコール期。

とのことです。
アンコールとは『都市』の意で、トムは『町』の意です。
12世紀後半に建てられたもので、
アンコールワットより後に建築されました。
つまり、中はバイヨン式で仏教の遺跡になります。

ちなみに、アンコール・トムは上から見ると
ハスの形になる、と別のガイドさんが言っていました。
子どものころに戻って大冒険をしているような感覚になり、
ひとりで大はしゃぎで遺跡内を歩きまわり、
嬉しさのあまり写真を撮りまくっていたら
みごとに仲間とはぐれ、
あとから来たツアー客に混じってしまっていました(笑)





〜 2日め アンコール・トムへ〜




アンコール遺跡群に入るためには、チケットが必要です。
ここで写真撮影があります。
各遺跡の入り口で、顔と名前と日付をチェックされます。
1日20ドル、3日で40ドルだったとおもいます。
紛失したら、またドルを取られてしまうので
なくさないように大事にとっておきましょう。
遺跡はあちこちにあり、そのつどチケットが必要になります。



写真は、アンコール・トムの脇にあるちいさな遺跡です。
なんのためにあるのか、まだハッキリとはわかってないそうです。

カンボジアの天気は移ろいやすく、
雨が降っては止みます。
ゲリラ豪雨というのは滅多にないそうですが、
最近は気候の変化がいちじるしく、
雨期もだんだんズレてきたり、雨が長く降ったりするそうです。

この日は午前中だけずっと雨でした。
カンボジアでは、こんな長雨はめずらしいそうです。



アンコール・トムの外観です。
遠すぎる? 近くから撮影したのもありますから、
まずは距離感だけでも見てください(笑)

注目して欲しいのは、周囲の木々です。



大きいでしょう?
ほとんどの木が大きく、太いです。



ほらね。
自然がほんとうに美しいです。



象さんがいます。
15ドルで象に乗って遺跡内まで運んでくれます。
大して距離はないのですが、
アンコール・トムの前方の門は『凱旋門』でして、
国王が凱旋するときは、かならず象に乗っていたそうです。
それを体験できる、というわけです。



周囲の自然。
遺跡内はトイレがありません。
事前にすませましょう。



大きな木がたくさんあります。
自然が多いということは、悪路でもあるということです。



自然がたくさんありますよね。
言うまでもなく虫も多いです。



休憩所から上にむけて撮影。
晴れていたら、すばらしいのでしょうね。



ちょっと角度を変えてみました。
遺跡もそうなのですが、
そのときの光の具合や角度によって、
違ったものに見えるのも特徴だと
ガイドさんが言っていました。



象さん。
ちょっと疲れ気味のようでした(笑)



アンコール・トムに近い場所にあったものです。



だんだん近づいてきました。
中への物売りが禁止されているとはいえ、
ギリギリまで物売りの声が聞こえてきます(苦笑)
この日はとくに雨が降っていましたから、
カッパがよく売れていました。



これはアンコール・トムの左側です。
左は神々の像で、右側がアシュラ像になります。
抱えているのはナーガです。



凱旋門に近づきました。
顔が東西南北にあるのがおわかりでしょうか?
こういった遺跡には東西南北に門があり、
やはり東西南北に顔があるそうです。



湖です。おそらく外堀だとおもわれます。
晴れていたら素敵な風景だったのでしょうね。



顔がつぶれていたりするのは、
経年による劣化もありますが、
ヒンドゥー教と仏教が争ったためでもあります。



門を下から見上げました。
力強いですね。圧巻です。



城壁・左。



城壁・右。



遺跡に入ってから1枚。
門の入り口のところです。
中の構造は、だいたい似たような感じです。



天井がとても高いです。
象が通れるように高くしてあるのでしょう。



両側はだいたいこんな感じです。
階段がどこもかしこも急である。



門をくぐりぬけたあとの写真です。
車やバイクが行き来しています。



そのご尊顔は、
いずこへ向けられているのでしょうか……。



背の高い木。
遺跡の中にもあります。



道があります。
きちんと整備されていますから、
道を踏み外しても大丈夫ですよ。



けれど、広いので迷子にだけはならないように
ご注意ください。



自然が残るように、
日々、きちんと整備されています。





つぎにむかったのは、バイヨン。



こちらが入り口になります。
3キロ×3キロの有名な寺院です。
けっこう歩くので、
歩きやすい服装とスニーカーをお勧めします。



下の写真と、見比べてみてください。
ちょっと違う角度で撮影しております。



ガイドさんが言っていることは本当ですね。
ちょっと角度を変えただけで、
なんだが違うように見えます。
どうしてでしょうか。不思議ですね。



では、寺院のなかに入ってみましょう。
様々な観光客がいらっしゃるので、
多少の人が映っていますがご了承ください。



様々な角度から撮影しております。
ちがったように見えますでしょうか?



迷子になってしまいそうですよね。
しかし、自分は仲間とはぐれても
なぜか迷子にはなりませんでした。
『ここでは』ね(笑)



これを見て、
自分と連れがおなじことを思い出しましたとさ。
FF5の滅びの町(ゴーン)です。
もしかして、ここがモデルなのかな?



首がないです。
理由は宗教対立でしょう。たぶん。



なかには修復中のものもありますが、
ここはどうするのかな?



はい、別の角度から。
どうです?



けっこう歩きました。
小雨になってきて良かったです。



写真撮影と探検で夢中になって
ガイドさんとはぐれたため、
彼女がだれなのかわかりませんでした(涙)



うーん……誰でしょうか。
仏教の寺院なので天女でしょうけれども。



濡れた地面もたまにはいいかもね。
はい、パシャリ。



体がやわらかいですよね。
だいたいの神々は体が柔らかいです。



建築には大人数の奴隷が狩りだされたとか。
カースト制度ではありませんが、
貴族、平民、奴隷、といったように
階級が分かれていたそうです。



木がところどころにあるのは、
アンコール遺跡群が発見されるまで
放置されていたためです。
そのあいだに自然が遺跡を守ったのでしょうね。
フランス人が19世紀にこの遺跡を発見するまで
その文化価値がわからなかったとか。
ポル・ポトの極端な恐怖政治による破壊がなくて
本当に良かったです。



遠い場所で石をみつけて加工するのには、
多くの労力と費用を要したそうです。



耳が長いのがクメール人です。
これは戦争におもむくときのもので、
象に乗っているのは王侯・貴族です。
兵のなかには中国人もまじっていたそうです。
(実際、古代の文献に中国人の手記があります)



どれほどの規模のものだったのでしょうか。
だって、クメールは
かなり大規模な領土をもっていたそうですからね。
アユタヤ王朝にやぶれるまでは、
すばらしい文明をきずいたと言います。



栄枯盛衰は世の常。
どんな王朝も、
300〜400年もつづけば良いほうだと思います。



クメールには鉄がなかったため、
交易によって手に入れていたそうです。



今にも崩れ落ちそうでしょう?
でも、ご心配なく!
かなり丈夫です。触れればわかります。



見ればわかるとおもいますが、
非常に広いです。
ガイドさんとはぐれる理由がわかるでしょう(笑)



すみません、ガイドさんがいないので
何を指している図なのかわかりません。
自分が資料で読んだものがただしければ、
たしか『ノアの箱舟』によく似た話があるのですが、
その図だったと思います。



修復中です。
すべて現地のひとが手作業でします。
重たいものは、さすがにクレーンを使っていました。



かならず、塔の頂上に顔があります。
なぜかはわかりません。



これが空積み。
劣化もありますが、隙間なく石が詰まれてます。
これなら、水がたまる理由もうなずけますね。



別の角度から。
触れればわかります。かなり丈夫です。



広い回廊です。
当時のひとびとは、ここを通っていたのですね。



空が、だんだん晴れてきました。
このあたりから、仲間とも完全にはぐれました(笑)



さらに奥へ向かいます。
中には、何が待ち受けているのでしょうか?



例によって、下から見上げてみました。
どことなく、表情がやさしい気がします。



やさしい光。
天井はとても高いです。



敵が侵入してきたとき、
中の構造が複雑だと逃走しやすくなるとか。
ここでもそうなのでしょうか?



海外のかたも多いです。
アンコールワットは、もっと多いですよ。



かなり急な階段です。
夕日を見に行ったときにくらべたら、
これでもまだ生ぬるいほうです(笑)
雨のせいですべりやすかったです。



下からみたときの頂上のご尊顔です。
想像どおり、非常に大きいですね。



よっしゃ、誰も観光客がいない!
シャッターチャンスッ!!



観光客がうつってない?
NO、NO。
気を使ってフランスのマダムが隣でしゃがんでます。
Thank you for your concern.
自国のことばに誇りを持っている方に英語すみません。
ただでさえ英語で苦戦しているのに
フランス語はもっとわかりません。
ボンジュールぐらいしかわからん(おい)



雨が完全に止みました。
これも、神々のおかげでしょうか?



はやく修復されるといいですね。
もう1回おとずれたいです。



神々よ、わが国を守りたまえかし。
人々はどのように祈っていたのでしょうか?



空積み。ここならわかりやすいですね。
隙間がほとんどないです。



この城は、戦術的にはどうだったのでしょうか。
むかしの記録がほとんど残っていないため、
わからないですね。



下に外国のにーちゃんが座ってます。
疲れているところに邪魔してごめんよ。



首がないです。
ほとんどがそうですね。



このあたりは、
たいてい修復されたものだそうです。
やっと出口付近でガイドさんと仲間と合流(笑)



迷惑をかけても、まだ写真を撮影するお馬鹿さん(笑)
ごめんなさい、でもパシャリ。
おれからワガママを取ったら何が残る(笑)



歩きながらパシャリ。
ボヤけた感じが出たかな?



奥にいるのが、遺跡のスタッフです。
『Hey, every one ! Please smile !!』
と、言いたい衝動をグッとこらえました。
その代わり、別のところでやらかしました(待て)



こちらは遺跡の反対側。西門のほうです。
クメール兵が出陣するときの場所だったそうです。



大規模な城だったことがうかがえます。
どんな兵だったのでしょうね。



象さん。
王の謁見場所だったそうです。
奥には、
王が療養するときに使用した部屋があったそうです。



クメールは、全体的に赤土です。
服についたら、なかなか取れないですよ。
あと、奥に塔のようなものが見えますね。
数は12棟あるそうです。
なぜ12棟なのかはわかっていないそうです。
しかし、おもに兵舎として使用されていたことがわかっています。
正月には、塔から塔へ、
踊り子に綱渡りをさせていたそうです。



周囲の自然。
ここにも大きな木が立っています。



木々を見ていると、
なぜか聖剣伝説2を思い出します(笑)



とりあえず撮影。
奥にも彫刻があるのがおわかりでしょうか?



疲れたので、
帰りに日本人が経営しているお店でアイスを食べました。
ひとつ1ドル也。
マンゴーがムチャクチャうまいっす。
となりはバニラ。
ここの店のクッキーとコショウとバナナチップが
死ぬほど旨くて、
衝動買いをしてしまった(笑)



『Hey, every one ! Please smile !!』
すてきな笑顔です。うまいアイスをありがとう。



これがホテルのロビーです。
けっこう綺麗ですよね。
独特の香がただよっています。



たまにホテルの人が弾いてくれます。
自分も何か弾いてみたかったなぁ。



これは、カンボジア独自の神さまです。
家を守るとされていますが、屋外にもあります。
ひとり、もしくは二人います。
日本でいう地蔵のようなものです。
日本語での発音不可。できません(笑顔)



お昼はクメール料理のフルコース。
前菜は、チーという薬味が入ったサラダ。
このチーですが、香りがきつく
どことなくセロリに似ていて
自分は好きになれませんでした。
あと、やっぱり辛いです(汗)



トマトとお肉のスープ。
ヒンドゥー教はトマトはご法度です。
(血の色に似ているため)
それでも、カンボジアのヒンドゥー教徒は
いつでも食べたいものを食べるそうです。
これはうまかった。
これにもチーが入っていましたが。



豚肉と牛肉の炒め物。
お米はあまりおいしくないです。
やっぱりチーが乗っている(笑)
肉は両方とも辛くて、
ピーマンなどの野菜と一緒に食べないと
マジで火ィふきますよ。
写真だとわかりにくいでしょうけれども、
量があります。



デザートは、
バナナ入りのココナッツミルク。
これはこれでムチャクチャ甘い(笑)
でも、おいしかったですよ。
完食しました。
コーヒーは、ほんのりとビターチョコの味がしました。
うまかったです。おかわりしちまった。
おかわりすると、現地のひとはけっこう喜びますね。
何でだろう?



ツアー客のなかに誕生日のひとがいたので、
ケーキを用意してくれました。
あ……、甘かった……。



腹がいっぱいになったので、ホテルをぐるーりと。
キレイでしょう?


つぎは、メインのアンコールワットです。
見事に晴れてくれましたので、
すてきな写真をたくさん撮影することができました。
雨の遺跡もミステリアスで良かったのですが、
晴れている遺跡もすてきです。
言ってしまえば、『光』と『闇』を見ることができました。
では、カンボジアのことについてもお話しながら、
つぎのページでご紹介しましょう!



by ナマゴワクチン


もどってみるんですよ。