こいつらもよく見かけるな。 犬のようなモンスターだ。 |
はぁ、やーっと見つけたわよ、ソニック? |
(ギクッ) エ、エミー……。 |
あら、なぁに、その態度は? |
い、いや、敵を紹介するのも ラクじゃないなぁ、なんてさ…… ハ、ハハハハハハ……。 |
アタシはソニックと一緒なら、 ぜんぜんつらくないわよ? こいつは ”BITER” ね。 エンドオブザワールドで、かなり戦ったわ。 一撃で倒せるのよね。 |
遠距離攻撃ができないエミーなら、 けっこうキツイんじゃないのか? |
まあね。 でも、あの時はソニックを助けたくて、 必死だったもの。 おぼえてるでしょ? アタシ、あんたがいなくなったとき、 『おばあちゃんになっても待っていてあげよう』 って決めたことがあるのを。 アタシ、そう決めたとき以上の 勇気と決断を持って、がんばったわ。 |
アニメの話は……とにかく横に置こう。 知らない人もいるだろうからな。 |
え〜? なにそれぇ……。 もう、しょうがないわね。 |
オレはいつもホーミングアタックで、 こいつが吐く炎を無視して攻撃できるけど、 正面からぶつかったら、実際はどうだ? |
うん。炎の範囲は、けっこう広いの。 問題は2体以上いる場合ね。 連中が密集しているときに、 別々のタイミングで炎を吐かれたら、 もう手出しができないわ。 |
姿を消せばいいじゃないか? |
でもね、姿を消すと 自分がどこにいるのかわかりづらくて、 逆にダメージを受けやすくなるんだって。 ここの管理人も、 アタシの技を嫌ってめったに使わないわ。 |
じゃあ、完全に詰むことがある、と? |
そうでもないわ。それは、ノーリングのときだけよ。 透明になれば敵は攻撃態勢を解くから、 炎を吐くタイミングを調節できるの。 |
ところが、ここの管理人は それをいさぎよしとしない、と。 |
うん。おかげですっごく苦労したわ。 でも、アタシががんばったから、 ここの管理人はちょっと優しくしてくれるのよ。 |
オレも苦労してるけど? |
アタシが冷遇されているからよ。女の子ってのもあるし。 ソニックみたいに無敵時間があるわけでもなし、 さりとて足が速いわけでもなし。 でも、その不利な状況のなかで、 一生懸命にがんばったから 認めてもらえたんだとおもうわ。 ソニックみたいに、 アタシは自分の意思で 恥ずかしい主人公を演じてないし。 |
……けっこう キツイこと言うなぁ。 |
自業自得でしょ? 言っておきますけどね、ソニック。 アタシも女の子なのよ? 嫉妬の1つや2つ、しないとでも思ってんの? |
ま…まぁ、その話はあとにして、 次は ”STALKER” だ。 |
ほら、すぐそうやって話をそらすんだから! |
……ゴホン。 こいつは2回攻撃しないと倒せない相手だ。 口からレーザーを放つが、 飛びかかってくるときがあるな。 |
それは赤い犬(バイター)も同じよ。 近づいたら炎を吐くし、 遠ざかったら飛びかかってくるもの。 |
こいつのレーザーもけっこう広範囲だ。 たまに、ありえない遠距離にまで とどく時があるからな。 |
どれくらい? |
ここの管理人の話だと、 アクアティックベースのシャドウで、 ゴールのある部屋の 端っこからゴール付近まで レーザーが飛んできたらしいぜ。 |
……ウソでしょ? |
ほんとだって。 あとで距離の開きにビビッたのはいいが、 その記録は消してしまったそうだ。 |
バグかしら? |
わからない。 |
でも、なんだか安心したわ。 |
なにが? |
そうしていつも通りに話してると、 『やっぱりソニックだなぁ』って思えるもの。 最近のソニックは、 前だけを見て先走りすぎてる気がしてならなかったのよ。 勝手に暴走してるように見えて、不安だったわ。 なんだか、らしくないから。 |
……エミー……。 |
ソニックTOPへ。別窓開き。 |